認定看護師・特定行為研修修了者の紹介
皮膚・排泄ケア認定看護師(2019年取得)
【特定行為区分】
ろう孔管理関連(2020年研修修了)
創傷管理関連(2020年研修修了)
副看護部長 海老原 安子
皮膚・排泄ケア認定看護師の海老原です。
皮膚・排泄ケア認定看護師は、創傷ケア、ストーマ(人工肛門・膀胱)ケア、失禁ケアを専門としております。創傷ケアは、主に褥瘡(床ずれ)に対しておこなっており、褥瘡にならないようなケアを検討しております。ストーマケアは、手術前から、手術に伴う排泄経路の変更がどのような事なのか、退院後にどのように日常生活をしていくのか、患者様と一緒に考え、患者様にストーマセルフケア指導をおこなっております。入院中だけでなく、ストーマ外来を通して、退院後もより良い生活が送れますよう取り組んでおります。スキンケアに関する相談は、患者様だけでなくご家族の方、看護や介護に従事されている院外の方々にも対応いたしております。お気軽にご相談ください。
摂食・嚥下障害看護認定看護師(2012年取得)
看護師長 小河原 幸子
摂食・嚥下障害看護認定看護師の小河原です。
加齢や脳血管疾患により「口から食べる」ことに障害を来たした患者様に対し、医師、リハビリ、病棟スタッフ、栄養士と共に早期から「口から食べる」を支援しております。「口から食べる」ことは、活動(生きる)意欲となり、「生きること」を豊にしてくれます。活力を取り戻すために、看護師として、合併症を予防し症状を早期に安定させ、生活を整え、いつでも食べ始められるような土台つくりから始めております。患者様を一番理解されているのはご家族です。
今までの生活状況や大切にしていること、好きなものなどを情報共有しながら、共に患者様を支えあっていきたいと思います。よろしくお願いします。
認知症看護認定看護師(2023年取得)
【特定行為区分】
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連(2023年研修修了)
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連(2023年研修修了)
海老沼 美智子
認知症看護認定看護師の海老沼です。
認知症看護認定看護師の役割は、専門的な知識・技術を用いて認知症の方の尊厳を守ること、生活を調整すること、自己決定を支援すること、ご家族を支援していく役割があります。
急速な高齢化に伴い、認知症の方が増え続けています。今や誰もが認知症になりうる時代となりました。認知症のみならず疾患を抱えた高齢の方にとって、入院は身体の不調や治療に対するストレスに対応することが難しく急激な環境の変化から混乱をきたし、認知機能低下を招くことがあります。認知症の方や高齢の方が安心して治療が受けられ、その人らしさを大切に穏やかに療養生活が送れるよう支援します。
病院では家庭に近い環境を整え、言葉ではうまく表現できない隠れたニーズを把握し、患者さんが必要としている支援を行うことで安心できる環境を整えています。また、できることに目を向け、「持てる力」を発揮することで自尊心を保てるよう個々に合ったケアをチームで導きだし実践しています。
入院中から退院後の生活について、患者さんやご家族の思いに寄り添い、共に考え、専門性をもつ多職種と協働してサポートさせていただきます。
感染制御実践看護師(2016年取得)
院内感染対策室 感染管理者 飯村 真由美
感染制御実践看護師(2014年取得)
外来看護科看護師長 森田 和明
感染制御実践看護師の飯村と森田です。
院内には、手術、治療、高齢などのため体の抵抗力が低下したかたが多くなっており、通常では病気を起こさない菌等による感染症や抗菌薬が効きにくい菌による感染症の危険性が増えている現状があります。入院によって新たに感染症になる事は本来必要のない治療をすることとなり、患者様に大きな不利益をもたらします。また、針などの医療器具を誤って刺してしまって医療従事者が感染症になる危険性もあります。そのため、当院では感染対策委員会や感染対策室の設置を行い様々な活動を続けております。
感染対策室は医師、感染制御実践看護師(専門的な研修を終了した看護師)、薬剤師、臨床検査技師がチーム(ICT)を組み、院内における患者様と職員を医療関連感染から守るため、定期的な院内の巡視、お知らせや研修会による職員の啓発、マニュアル作成、院内感染サーベイランス(監視)の実施、緊急対応などの取り組みを行っています。また、各部署にはリンクナース・リンクスタッフを配置し現場でも様々な活動をしています。
現在、さらに感染対策の強化をし、感染防止対策加算Ⅰ、感染防止対策地域連携加算を取得して、様々な病院と連携して感染対策に努めております。さらに、筑西保健所管内の9病院とも連携しネットワークを構築し、地域全体で協力し、感染対策強化のための活動も行っております。感染対策はどんな仕事をしているかご存じない方も多いと思いますが、病院を縁の下から支える重要な役割を担っており、様々な活動を実施する事で、より安心していただける医療を目指して努力を続けています。
特定行為について
特定行為とは、今まで医師が行っていた行為を「手順書」と呼ばれる包括指示の下、実践的な思考力と判断力、高度な知識と技術を持って研修を修了した看護師が実践を行う行為のことです。